全く同じ服が店によってぜんぜん違う値段で売られている理由

これはどことは名前を挙げないが、ネットで服の値段を調べていると、全く同じ商品なのに
ぜんぜん違う価格で売られていることがある。その理由を説明しよう。

それはズバリ「検品」をちゃんとやっているかいないかだ。

「検品」というのは仕入先から届いた商品に汚れ、破損などがないかをチェックする作業のこと。
ネット通販では良い仕入先を確保することがとてもとてもとても重要なのだけど、人件費の安さ、
輸送費の安さを総合的に考えると、中国から仕入れている会社が多い。

中国の会社というのは玉石混交で、ユニクロのように徹底した品質管理ができればよいのだけど、
大半の企業はそうもいかず、出来上がった服が、汚れ、破損、異臭により商品としてとても
出せるレベルでないものが仕入先から送られてくることはよくあることだ。

さて、ここからが本題だ。仕入先から服を1000着100万円で仕入れたとしよう。
検品を行わない企業は、1着あたりのコストが1000円にしかならないので、そのまま利益を
載せて(ここでは原価の3倍の値段で売ることにしよう)3000円で販売することができる。

一方検品をきちんと行う企業は、商品として売れるレベルのものは500着しかないことを確認して、
500着だけを売る。この場合、チェック作業である検品に掛かる人件費と仕入れのコスト100万円を
500着の服に載せて売ることになる。検品を行わない企業と同じ売上を上げようと思った場合、
単純に2倍の1着6000円で売らなければならない。さらに検品のコスト分も上乗せしようと思ったら
さらに高くなることになる。

これがネットのファッション店舗で、全く同じ商品なのに価格がぜんぜん違う理由。
あまりに安売りをしている会社に関しては、評判をちゃんとチェックしたほうがいい。
変な匂いがするとか、色がイメージとぜんぜん違うとか、そんなの日常茶飯事だから。